みなさんはじめまして。現在大学3回生の山﨑愛莉と申します。今回のレポートでは、フランス留学を決意した経緯やリヨンを選んだ理由などをお話しできたらなと思っております。留学を検討している皆様の参考になれば幸いです。
まず、私の通っていた高校では、とても珍しいと感じるかもしれませんがフランス語の授業が3年間必須でした。元々小さい頃から英語に触れる機会が多く、語学には少し自信がありましたが、新たに出会ったフランス語は英語よりも複雑で、独特な文法や発音にとても苦戦していました。改めて言語を学ぶことの大変さを実感しました。しかし、フランス語を勉強していくなかで、フランスの文化や綺麗で歴史的な街並みに惹かれていき、フランス語と同時にフランスの国自体に関心を持つようになりました。その後、DELFDALF の検定や仏検の勉強に取り組んだり、フランスのボルドーからの留学生をホストファミリーとして引き受けたりなど、フランス語に触れる機会を自身でたくさん作っていました。ホストファミリーとして引き受けたフランス人の彼女は日本語の勉強をするために、日本の学校へ通うことを決め、行動力と自分の意見を強く持っている子でした。そこで、一人で海外生活をするということが憧れの一つでもあった私は、高校在学中に現地へ行ってフランス語を勉強し、なによりもフランスで生活をしてみたいと思うようになりました。しかし、計画していたフランス留学は、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまったのです。
私は再チャレンジとしてフランス留学を実現させたく、今回、日仏文化協会を通して留学を決意しました。今は、大学でヨーロッパ専攻としてヨーロッパ地域の文化や歴史を深く研究する学部に所属しています。フランスの社会問題や隣接する国々との政治経済の関係性を学んでいます。現地でも語学の勉強だけではなく、フランス文化やフランス社会を肌で感じ、たくさん吸収していけたらなと思っています。
続いてリヨンを選んだ理由についてお話しします。リヨンを選んだ理由はたくさんありますが、1番の決め手になったものはやはり美食の街といわれている所です。日本でも日頃から、フレンチ料理やビストロをよく母親や友人と食べにいく私にとって、美食の街で有名とされているリヨンは、すごく魅力的でした。また今でも鮮明に覚えていますが、高校でのフランス語の授業でリヨンの街中を映像で見る機会があり、街中の雰囲気や美しい建物が並ぶ旧市街にとても惹かれていました。
そして、リヨンに三年間住んでいた高校の先輩にお話を伺った際に、彼女からリヨン第二大学の特徴を聞くことができました。リヨン第二大学は日本人の割合が低く、授業はこじんまりとした雰囲気の少人数制クラスであるため、授業の質も高く、先生との距離も近く、比較的生徒同士の交流や仲が深まりやすく、語学の会話表現の面でも助け合いながらフランス語を学ぶことができるとお聞きしました。
以上のような特色が私の心を惹きつけ、総合的に自分自身の中でリヨンがぴったりであると感じ、選ばせていただきました。